PNF

【IPNFAベーシックコース1+2】に参加した感想・レビュー

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どんな方に向けて記事を書いている?

IPNFAベーシックコースに行こうか迷っている方の参考になればと思いこの記事を書いています。

この研修に参加した経緯

前提条件

参加時の経験年数

3年目

この研修に参加する前にどんな研修に参加していた?

リアラインコンセプトのISR

サッカーのピリオダイゼーション

のみです。

研修に参加する前にどんな予習をしていた?

職場の先輩とパターンの練習を臨床後に5日ほど。

経緯

実習中にお世話になったお師匠がいるリハ病院に転職した直後、私の臨床を見たお師匠に、

「尾澤は運動療法が出来ないからPNFに行ってこい」

と言われたことがきっかけです。

昔、パワプロをやっていて、ストレッチのところにPNFと出てきて、なんだかよくわからないけどカッコ良かったし、それが出来るようになるとカッコいいかもという安直な理由もあって言われるがまま参加しました。

どんな内容?

私は当時PNF研究所で行われていた松田現先生主催のコースに参加しました。

講習内容
当コースは国際PNF協会の定める規定により行われます。
http://www.ipnfa.org

内容:PNF理論、パターン、マット動作、歩行に対するアプローチ、生命機能に対するアプローチ、治療デモンストレーション、2人1組による治療実習など

コース終了後、IPNFA®が認定する修了証が発行されます。
PNF初心者の方でも受講できます。
前後半10日間でのコースとなります。

GEN ACADEMYのHPより引用

マット動作は、背臥位・寝返り・起き上がり・腹臥位・パピー・よつばい・膝立ち・方膝立ちなどを行いました。

歩行に対するアプローチは座位・立ち上がり・立位・片脚立位・荷重移動・ステップ・前方歩行・横歩き・後ろ歩き・クロスステップなどを行いました。

生命機能に対するアプローチは顔面菌に対するアプローチ・呼吸に対するアプローチ・舌の運動・嚥下などを行いました。

結論:こんな方にオススメ

当時の私のように動作観察・分析が苦手な方、運動療法が出来なくて困っている方にはオススメです。

特に、具体的な目的を持って運動療法を行うことが苦手・引き出しがないという方には最適だと思います。

オススメする理由

おすすめする理由はたくさんありますが絞りに絞って以下の3つです。

  1. 臨床が楽しくなった
  2. 客観的な評価を行うクセがついた
  3. 動作観察が得意になった

①臨床が楽しくなった

コースを受講して、様々なパターンやテクニックを学んだことで、引き出しが増えました。

そのため、患者さんに

「これはできない。痛い」

と言われた際も、

「じゃあこれならどう?」と次から次にアイデアが出るようになり、介入する上で困らなくなったことが大きかったです。

また、PNFの原理のポジティブアプローチを学んだことで患者さんの成功体験を積ませやすくなったことや、強い身体機能を生かして弱い部分を鍛えることなど、多くの理由で臨床が楽しくなりました。

②客観的な評価を行うクセがついた

PNFの測定と評価はICFモデルに基づいて行われます。

これはPNFに限らず、リハビリを行う上では全員行うことですが、私はPNFのコースに参加するまで上手く使いこなせていませんでした。

コースの中で行う治療実習でICFに基づいた測定・評価を実際に練習し、講師から具体的で手厚い指導をいただくことで、自分にどのようなことが出来ていて、どのようなことが出来ていないか気付けることで、徐々にICFに基づく測定・評価が出来るようになりました。

③動作観察が得意になった

PNFといえば多くの人が思い浮かべるパターンを、コース中に頭と体でたくさん知ったおかげで、動作分析が得意になりました。

PNF = パターンだと思われがちですが、パターンは促通をするための手段の一つでしか無いとコースの中で知ります。

私も PNF = パターン だと思っていました。

パターンは3次元の細かい動きで行います。

例えば肩甲骨の後方下制(下制・内転・下方回旋)下肢の屈曲・内転・外旋等

これらを練習することで、動作中に患者様がどんなパターンで異常動作を起こしているかが見つけやすくなる

受講してどんなことを知ることができた?

一通りのパターン、リズミックスタビライゼーションやホールドリラックスを始めとする多くのテクニック、運動療法を行う上での多くのアイデアを学ぶことができました。

余談ですが、松田先生が治療のデモンストレーションで実際の患者さんに介入するところを、1日1回、最後の時間に見ることができるのですが、次から次へと治療展開し、しかも患者さんがものすごく良くなるため、ものすごくカッコよく、私はものすごく憧れました。

臨床で実際に行ってどうだった?

具体的な目的を持って介入することが出来るようになり、臨床が楽しくなりました。

また、自分が具体的に介入する箇所を決めることができるようになったことや、客観的な評価を行うクセがついたことで、介入効果の見極めが出来るようになりました。

そして、動作分析の能力が上がったことで、運動療法だけでなく徒手療法の介入効果も桁違いに上がり、患者さんによくなったと実感していただけることがとても多くなりました。

注意点

受講費が高い

10日間で10〜13万円かかります。

ボーナスなどを貯めておかないと厳しいです。

日数が長い

5日間 × 2回で10日間の休みが必要です。

このため、職場の理解を得ることが必須です。

内容のクオリティが高い

大幅なレベルアップができる一方で、その分レベルが高いため、予習をしておかないと、混乱してしまう可能性があります。

ちなみに私が実際に行った、「職場の先輩とパターンの練習を臨床後に5日ほど」は、当時の私にとっては対策が全然足りませんでした。

どうやって申し込んだ?

私は松田現先生が主催しているコースに参加しました。

現在はPNF研究所ではなく、水道橋から徒歩数分の【GEN ACADEMY】というところで講習が受けられます。

リンクを貼っておくので、興味を持ったら見てみてください。

PNFのコースの他にも、PNF関連の面白そうなセミナーがたくさん開かれています。

GEN ACADEMY講習会・研修会一覧

まとめ

こんな方にオススメ

  • 動作観察・分析が苦手な方
  • 運動療法が出来なくて困っている方
  • 特に、具体的な目的を持って運動療法を行うことが苦手・引き出しがないという方

オススメする理由

  • 臨床が楽しくなった
  • 客観的な評価を行うクセがついた
  • 動作観察が得意になった

注意点

  • 受講費が高い
  • 日数が長い
  • 内容のクオリティが高い

どうやって申し込んだ?

GEN ACADEMY講習会・研修会一覧

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