はじめに
少し前になりますが、松田現先生のGEN ACADEMYで開催している「極(KIWAME)〜PNF復習練習回〜 第2回:下肢パターン、歩行に対するPNF」に参加しました。
少しだけコロナが落ち着いていた時期でしたが、マスク、体温計測、手指消毒、少人数など徹底的な感染対策を行っていました。
初めて参加してみて、とてもおすすめできるセミナーでしたが、やる気のあるいつものメンバーばかりで参加人数が少なく、知名度が低いのがもったいない、皆さんに知っていただいてあわよくば一緒に参加してもらいたいと思い記事を書きました。
本当は前年度の同セミナーに参加予定でしたが諸事情で激しく体調を崩して参加できませんでした…
私はPNFの4Bまで修了し、かなり応用までPNFを学んでいますが、ベーシック、アドバンス参加後のどのレベルの方にもおすすめできると感じました。
以前、同勉強会の1回目:上肢パターン、マット動作に参加した際の感想も書いていますのでよろしければ参考にしてください。
この研修に参加した経緯
参加時の経験年数
PT8年目
この研修に参加する前にどんな研修に参加していた?
IPNFA1+2,3,4,4B
研修に参加する前にどんな予習をしていた?
会場に早く行き資料を読み込んだ
私がセミナーに参加した理由
- 理学療法士としてPNFのコンセプトをもとに臨床を行っており、より深く学びたいと思ったため
- 基本的に松田先生のセミナーは参加するたびに学びがあり、かつとても面白いため、全部参加するようにしているため
- 職場の後輩や実習生に確かな知識・技術を指導するために、高い知識・技術を持った信頼できる先生から少しでも多くを学んでおきたかったため
- メンバーがある程度固定になっているが、やる気のある人たちが集まっており、一緒に勉強するのがとても楽しいため
どんな方に向けて記事を書いている?
以下のような方に向けてこの記事を書いています。
- ベーシックコースを受講したばかりの方
- 今後、アドバンスコース(3,4,4B)の受講を考えている方
- 患者様の歩行をよくする方法が思いつかず、日々の臨床で悩んでいる方。
結論:PNFのコースに参加したことがある方は一回だけでも参加してみてほしい
下記のサイトから申し込みができます。
現在(2022年3月20日)なら
極(KIWAME)〜PNF復習練習会〜第1回:上肢パターン、マット動作
が申し込み可能です。
私はすでに申し込みました。
オススメする理由3選
おすすめする理由はたくさんありますが絞りに絞って以下の3つです。
- 松田先生から「コースではこう教えるが、実際に臨床で使うのはこういうやり方がやりやすいし効果が出やすい」という情報を知ることができること。
- PNFの様々なレベルのセラピストからコースの情報を聞くことができる。
- 前半でパターンを確認し、後半でそれらを具体的に歩行に対する運動療法でどう活かすか確認できる。
①松田先生から「コースではこう教えるが、実際に臨床で使うのはこういうやり方がやりやすいし効果が出やすい」という情報を知ることができること
ひとつめに
松田先生から「コースではこう教えるが、実際に臨床で使うのはこういうやり方がやりやすいし効果が出やすい」という情報を知ることができること。
という点があります。
このセミナーはコースで学んだ内容の確認と、それを臨床でどう使うかを松田先生の主観たっぷりで説明してくれるので、学んだ内容が頭に入りやすく臨床で使いやすいです。
私もコースで学んだ内容を忠実に行っていましたが、セミナー中に習った内容で行った方がやりやすいものばかりでした。
松田先生の主観たっぷりの説明はコース中ではあまり聞けないですが面白いので、それを聞くだけでも参加する価値があるなぁと思いました。
②PNFの様々なレベルのセラピストからコースの情報を聞くことができる。
ふたつめに
PNFの様々なレベルのセラピストからコースの情報を聞くことができる。
という点があります。
何かしらのコースを受講したことがあるセラピストが対象のため、ベーシックだけでなくアドバンスの3,4など様々んレベルを終了したセラピストがいます。
アドバンスコースは必ずテストがあり、今後受講を考えている方はテストの内容や対策などの情報を事前に聞くことができ、早くから対策でき、心の準備をすることができます。
私は職場の同僚や上司からコースの事前情報を聞くことができ、心の準備ができたため、コース中の内容やテストなどで動揺することがありませんでした。
PNF全般的にそうですが、コースの内容がとても細かく濃厚であるので、事前に情報があるだけで混乱しにくくなり、頭に入りやすいと思います。
もし職場に聞ける同僚がいない場合はかなり有益な情報が得られ、おすすめできます。
③前半でパターンを確認し、後半でそれらを具体的に歩行に対する運動療法でどう活かすか確認できる
みっつめに
前半でパターンを確認し、後半でそれらを具体的に歩行に対する運動療法でどう活かすか確認できる。
という点があります。
前半では一通りパターンの、臨床で使えるパターンとその使い方を
後半では歩行で起こりやすい問題に対して、具体的にどのようにPNFを使っていくかを確認しました。
歩容の修正方法がとにかく具体的であり、動作の修正に直結しやすいため、ベーシックコースでパターンやマット運動などの概要を学び、使い使い方がわからなくなっている方にはとてもおすすめできます。
アドバンスコースでは「PNFをどう使うか」をグループワーク→講師がフィードバックという形で進むため、アドバンスコースにステップアップを考えている方にとってもおすすめできます。
臨床で実際に行ってどうだった?
実際に私が臨床で行ってみると以下のように変化がありました。
自身の変化
今まで気がついたら使わなくなってしまっていたパターンを再認識でき、臨床の際の曖昧さが消えて、どのように触り、どのように運動を誘導し、どのように動作を作っていくのかをより具体的にイメージできるようになり、今までより自信をもって運動療法を行えるようになりました。
当然のように患者様への介入効果が上がりました。
その結果、患者様から言われたこと
「あんなに痛かったのが嘘のようで、狐につままれた気分」
「今まで筋トレとストレッチ頑張って全然変わらなかったのに、一回でここまでよくなるんて嘘みたい」
「自分が気づかなかった癖を指摘してくれて、どう直せば良いかの説明が具体的でわかりやすい」
と言われました。
物理療法や筋トレ、ストレッチだけではよくならなくて悩んでいる患者様にはとても有効だと再認識できました。
また、コースで学んだやり方を更に臨床で使いやすいやり方として教えていただけるため、患者様への伝わりやすさがコースで学んだだけよりも上がったような感じがしました。
指導した後輩・実習生から言われた言葉
「なんでそんなにすぐに効果が出て、しかもずっと効果が続くんですか?」
「他の実習で言われてよくわからなかった、歩き方を直すということの意味が初めてわかった」
「問題点が筋力と可動域だけじゃないということがよくわかりました」
「患者様の歩き方で何を見れば良いのか、具体的に何をやれば良いのかが具体的にわかって勉強する意欲がわいた」
と言われました。
PNFをやっていて動作観察の際に関節運動を細かく分解して言語化できるようになり、曖昧で抽象的なことが減ったことで、動作観察が苦手だと言っていた学生が楽しそうに動作観察をするようになり、指導していてとても楽しくなりました。
クリニックで指導した学生のほとんどが「すごく勉強になり楽しかったので、もっと長くここで実習をして教わりたい」と言ってくれて、実習が終わるのが寂しくて、帰り道で泣いてしまう子もいたようです。
PNFは動作観察・動作学習にとても強く、若手PTや学生が知りたい内容が詰まっており、復習会に参加して臨床で使える方法を思い出しておいて良かったと思いました。
どこから探した?
下記のサイトから申し込み可能です。
現在(2022年3月20日)なら
極(KIWAME)〜PNF復習練習会〜第1回:上肢パターン、マット動作
が申し込みできます。
PNFを学んだことはないが、間違えてこの記事を読んでしまった、今後コースに参加しようか迷っている方は、こちらがおすすめです。
まとめ
結論:こんな方にオススメ
ベーシックコースを受講したばかりの方。
今後、アドバンスコース(3,4,4B)の受講を考えている方。
患者様の歩行をよくする方法が思いつかず、日々の臨床で悩んでいる方。
申し込み方法
下のサイトを見てみて興味が出たらぜひ一緒に受けましょう。
極(KIWAME)〜PNF復習練習会〜第1回:上肢パターン、マット動作
おすすめのセミナーなので一緒に勉強しましょう。
おまけ
以前、IPNFAのコースに参加した際のことも記事にまとめているので、よろしければそちらも読んでいただけると嬉しいです。
【IPNFAベーシックコース1+2】に参加した感想・レビュー
松田先生がPNFのYoutubeチャンネルを開いているので、パターンの復習にすごく助かります。
PNFの勉強におすすめの資料