【CSPT膝関節(オンライン)】を視聴した感想・レビュー
この研修に参加した経緯
経緯
受講した経緯は、お師匠の勧めで通年でCSPTを受講していたため。
本当は対面でのセミナーを受講予定だったが、関東甲信越ブロック学会の発表がかぶってしまったため、ジャパンライムオンデマンドで受講しました。
蒲田先生が立ち上げたKOKOKARA.ONLINEというサイトで、膝関節のオンラインセミナーが開催されるため、できれば理学療法士や柔道整復師、アスレチックトレーナーの方などにご覧になっていただきたいと思って記事を書きました。
前提条件
参加時の経験年数
臨床4年目、リハ病院の一般病棟在籍中
この研修に参加する前にどんな研修に参加していた?
- IPNFAコース ベーシック(1+2)、アドバンス3
- 組織間リリース(ISR)基礎セミナー
研修に参加する前にどんな予習をしていた?
- 事前に配布されていたPDF資料を徹底的に読み込んだ。
- 膝関係の書籍を何冊か流し読みした。
- 職場で以前CSPTを受講していた先輩から実技指導を受けていた。
どんな方に向けて記事を書いている?
- 膝疾患患者に対して膝の屈曲・伸展の可動域訓練、中臀筋や大腿四頭筋の筋力強化しか引き出しがない方
- 膝周囲を揉んでいるがどこをどのように揉めば良いかと具体的に説明できない方
- 膝の可動域や筋力は問題ないのに疼痛が残ってしまっている患者様の介入に困っている方
- そもそも膝関節疾患患者に対する介入でどこに目をつければ良いかわからない方
どんな内容?
構成は以下のようになってます
- 解剖・運動学・バイオメカニクス
- EBMとリハプログラム
- 評価
- 治療(徒手療法・運動療法)
私が受講した感想をざっくり言うと
「下腿外旋したアライメントを修正するためにどこを評価して、どのようにまっすぐきれいなアライメントに修正していくか」
を圧倒的に細かく学べる内容です。
結論:こんな方にオススメ
- 膝疾患の介入で具体的に評価・徒手療法・運動療法を説明できず困っている方
- 膝疾患に対しての介入で患者様の希望に応えたい方
- アスリートのパフォーマンスアップの手助けをしたい方
オススメする理由3選
おすすめする理由はたくさんありますが絞りに絞って以下の3つです。
- 具体的にどのような評価・介入すれば良いかが学べるため臨床の自信がつく・患者様が納得する説明ができるようになる
- 引用論文が多く、かつ整理されており、エビデンスを含めて学ぶことができる
- 膝疾患患者様への介入効果が大きく、満足度が高い
受講してどんなことを知ることができた?
- 膝の正常な(もっともメカニカルストレスを受けにくい)アライメント。
- 膝関節疾患が生じてしまう問題となるアライメント。
- 問題となるアライメントを正常なアライメントに戻すために具体的にどのような徒手療法・運動療法を行えば良いか。
受講してからどのような変化があった?
- 可動域拡大や疼痛、筋出力などあらゆる点で介入効果が上がった。
- 具体的にどのように介入すれば良いかが理解できるようになり、根拠のある自信をもって患者様に介入できるようになったため、膝疾患に対しての不安がなくなった。
- 患者様の満足度が段違いに上がった。
患者様からの声
「何をされてるかわからないくらい優しい触り方なのに、終わった後は痛みがなくなって可動域が上がっている。力も入れやすくなっている。」
「半月板の手術をしてから30年間ずっと痛みで苦しんでいたのに40分のリハビリ2回で全く痛くなくなった。」
「以前、整形外科やスポーツで有名な病院でリハビリを受けていた時と比べても回復のスピードが以上に早い。40分のリハビリを2週に1回、2ヶ月でこんなに痛みがなくなるとは思わなかった。」
「他の人が何時間もかけて全然治らなかったのに、20分くらいピンポイントで触られただけでこんなに膝が動かしやすくなるのはすごい。」
等の嬉しい報告がたくさん届き、困っている患者様を短時間で救えるようになり、患者さんが周りの知り合いにクリニックを紹介してくれて、
「すごい理学療法士がいるという噂を聞きつけてクリニックに来ました」
と言って、名指しで指名してくださるようになりました。
本当に嬉しい限りです。
注意点3選
- とにかく内容が細かく情報量が多いため、知識だけでもかなり予習・復習をしないと理解が追いつかない。
- 徒手療法の効果が実感できるようになるためには多少時間がかかるため、それなりに根気が必要。
- 職場にリアラインコンセプトをやっている仲間がいないと理解されにくく、結構辛い。
もし私が今予習をするならこの2冊を使います。
園部先生の書籍は膝についての全てが書いてあるんじゃないかと思うくらい、圧倒的に膝関節について詳しく書いてあり、この本の内容を全て理解し実践できればそれだけで食べていけるだろうと思うほどの良書です。
「膝蓋下脂肪体」の部分だけでも全員に読んでいただきたいです。
リアライントレーニング下肢編は膝・足関節・足部のリアラインコンセプトにおける介入点がカラー写真や解剖の絵を用いてわかりやすく記載してあります。
リアラインコンセプトの下肢の考え方を学ぶ上ではものすごく参考になります。
特に、普段から筋トレと可動域訓練でしか臨床を行っていない方にとって、アライメントを修正するという概念はかなり面食らって、頭が拒否反応を示す可能性が高いため、それを予防するためにも一度流し読みしておくと良いと思います。
あと、セミナーではとにかく細かく様々な点を学びますが、この本の中では「通常は思いつかないようなポイントだけど、問題点となりやすく、かつこの通りに介入すると効果がものすごく大きいところ」が学べるため、膝だけでなく足関節や足部への介入で困っている方にはおすすめできる書籍です。
どうやって申し込んだ?
私が受講したのは2017年で対面でのセミナーを行なっていたため、リアライン公式サイトからセミナー申し込みしました。
現在はコロナ禍で対面セミナーを行っていないため、蒲田先生が立ち上げたKOKOKARA.ONLINEというサイトでオンラインセミナーを受講しています。
まとめ
結論:こんな方にオススメ
- 膝疾患の介入で具体的に評価・徒手療法・運動療法を説明できず困っている方
- 膝疾患に対しての介入で患者様の希望に応えたい方
- アスリートのパフォーマンスアップの手助けをしたい方
オススメする理由
- 具体的にどのような評価・介入すれば良いかが学べるため臨床の自信がつく・患者様が納得する説明ができるようになる
- 引用論文が多く、かつ整理されており、エビデンスを含めて学ぶことができる
- 膝疾患患者様への介入効果が大きく、満足度が高い
注意点
- とにかく内容が細かく情報量が多いため、知識だけでもかなり予習・復習をしないと理解が追いつかない。
- 徒手療法の効果が実感できるようになるためには多少時間がかかるため、それなりに根気が必要。
- 職場にリアラインコンセプトをやっている仲間がいないと理解されにくく、結構辛い。
どうやって申し込む?
現在はコロナ禍で対面セミナーを行っていないため、蒲田先生が立ち上げたKOKOKARA.ONLINEというサイトでオンラインセミナーを。
今週水曜日から2021年度版の膝のセミナーがオンラインであるため私もブラッシュアップ目的で受講予定です。
記事内で紹介したおすすめ商品
リアラインコンセプト勉強するのに役立つ書籍
リアライントレーニングシリーズ
リアライン・トレーニング 〈体幹・股関節編〉
リアライン・トレーニング <下肢編>
SPTSSシリーズ
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