疾患別の理学療法評価表を作成したのでお裾分けします(頚椎疾患編)
この記事を見ると、こんなお得なことがあります
無料で頚椎疾患用の評価表を手に入れられます。
もし貴方が所属している施設に共通で使用している評価表がない場合は、これを使っていただければ臨床が楽になります。
私は理学療法士としては無名も甚だしいですが、多くの書籍やセミナーで知識・技術を得ています。
そこそこ頚椎疾患患者様の理学療法で結果を出せており、その際に見るべきポイントをできるだけ基本に忠実に評価表を作成したので、何もないよりは良いであろう評価表を作ったと思います。
新人や若手でも混乱しないよう、key muscle や key sensory 、整形外科テストなどわかりやすく使いやすくなるよう作りました。
自己紹介
理学療法士8年目の尾澤といいます。
大学病院2年、回復期病院5年の勤務を経て、2021年3月立ち上げのクリニックで主任をしています。
いつかセミナー講師をしてセラピストを育成し、セラピストも患者様も多くの方が笑顔になれるようにという理想を求めて日々頑張っています。
PNF、リアラインコンセプト、シュロス法、入谷式足底板、Spine Dynamics 療法など、様々な研修で数百万円以上を自分の理学療法に投資し、今も自己投資し続けています。
1人でも多くのセラピストがスキルアップして、1人でも多くの患者様が、少しでもよくなってもらいたいと思ってこのブログで記事を書いています。
作成した評価シートはこれです
エクセルファイルとワードファイルがあります。
お好きな方をダウンロードしてお使いください。
ワードの方は1ページ目に基本的な評価、2ページ目に整形外科テストが記載してあるように作成しました。
どんな評価シート?
頚椎疾患全般に使えるように作成した評価シートです。
現在所属しているクリニックで
「新人でも上席者でも、ある程度評価すべきポイントが統一化され、標準化した評価ができるように」
「最低限ここだけは評価して、あとは個々人のコンセプトに沿って自由に評価する」
というコンセプトで作成しました。
無料で勝手に使っていいの?
どうぞ、無料でお使いください。
もし使いにくい場合や「この評価付け足した方がいいよね」って思った方は、自由にファイルをいじって、所属する施設で皆様が使いやすいようにアレンジしていただけると嬉しいです。
私も滑走不全や細かい動作パターンの観察、筋膜連結など評価シートには載せきれない評価を細かくしているので、自分だけがが使う場合はより細かくすると思います。
なんで無料で使っていいの?
理由は三つあります
- 管理職の方の労力を減らして差し上げたい。
- 共通の評価項目があれば職員間で評価がバラバラにならず、指導や代行をする際に話が通じやすい。
- ネット上で無料でダウンロードできるものが見当たらない。
他の施設の管理職の方の負担を減らして差し上げたい。
現在、頚椎意外にも肩、腰椎、股関節、膝関節、足関節・足部、投球肩、投球肘と作成していますがとにかく莫大な時間と手間がかかります。
とにかく大変で面倒臭いです。
管理職の方はそれなりに臨床経験を積み、セラピストとして脂が乗ってきているもしくは乗り切った方だと思います。
特に立ち上げの整形クリニックなどですと、中堅に差し掛かったくらいの方が多いと思います。
ただでさえ立ち上げはバタバタして、自分は患者さんをいっぱいやって、その上でやれ書類だやれ制度の確認だとするととても大変ですよね。
なので、圧倒的に手間がかかる業務をシェアして、少しでも他の業務に集中できるようになっていただきたいと思いました。
臨床能力のある管理職の方が患者様に介入できないのは、かなり患者様に不利益を被ると考えるため、少しでも管理業務や資料作成の時間が減ればと思います。
共通の評価項目があれば職員間で評価がバラバラにならず、指導や代行をする際に話が通じやすい。
私は大学時代に腰痛の理学療法の権威の先生のゼミで指導を受けていたこと、師匠に恵まれていたこと、脊柱系の理学療法の認定を何個か受けており、脊柱の理学療法はかなり得意です。
数ヶ月苦しんでいた交通外傷の頚椎捻挫の方を、何名も数単位の介入で通院卒業できるレベルにはあります。
後輩が介入する際に評価ポイントを指導しても、どうしてもぼやけてしまうことがあります。
そのため、より具体的に評価ポイントが書いてある評価シートを作成して使用して、後輩や来年入植する新人が自然と評価ができるようになるようにと願いを込めて作成してました。
デモで使った後輩が、初回評価でシートを元に評価をすると、初めて担当した疾患にも関わらず具体的かつ適切に評価や動作指導ができていたため、同じように他の施設でも使っていただいて、若手セラピストの不安を解消できればと思ったので無料でお裾分けしたいと思いました。
ネット上で無料でダウンロードできるものが見当たらない。
私は回復期病院からクリニックに転職をしてから、信じられないくらい忙しくなりました。
おかげさまで地域で人気のクリニックとなっているようです。
おそらくどこのクリニックもそうなのだと思います。
そこで評価用紙を作ろうと思い立って、雛形にするための評価表を無料でダウンロードできるところを探しましたが、見つけられませんでした。
おそらく私の検索技術が乏しいのでしょう。
私がそうしたいと思ったということは、きっと日本各地に同じように悩んでいる方がいるだろうと思ったため、発信しました。
後から有料のセミナーに勧誘したり、「もっと良い資料がありますよ」押し売りしたりはしませんので、遠慮なく使っていただき、多くの方が楽をできればと願っています
使い方
疼痛などで(ー/+)とあるところは○をつけてください。
部位などの詳細なことは( )内に記載してください。
右/左、回旋・側屈などは○をつけてください。
ROMやMMTなど具体的な数値が入れられる箇所は数字で記載してください。
整形外科テストの部分は大学時代の恩師の伊藤俊一先生、隈元庸夫先生の著書を参考に、陽性の場合に障害の原因箇所を記載したので、どうしても整形外科テストの名前と結果が一致しない方は、テストを行った意義を患者様に説明する際などに利用してください。
使いやすいようにご自身でどんどんカスタマイズしていってください。
最後に
ご自由にお使いください
もし使ってみて良いなと思ったら、SNSなどでこの記事を拡散していただけるとすごく嬉しいです。
今後も頑張ろうという励みになります。
今後もセラピストや患者様のために少しでも有益な記事を書けるよう頑張ります。
よろしくおねがいします。
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